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バリュークリックジャパン株式会社(本社:東京都文京区、代表:ジョナサン・ヘンドリックセン)は2月20日開催の取締役会において、株式会社ライブドア(本社:東京都新宿区、代表:堀江貴文)を「公開買付者」として、自社株式の公開買付けについて賛同した事を明らかにした。
公開買付けとは、特定の会社の株式を一定の価格で買い取る旨を公表。市場外で株式を不特定多数の者から買い付けるというM&Aの方法のひとつで、相手方の同意が得られれば経営権の取得が迅速に行える、株数が目標に達しない場合は買付けを全部取り消すことができるといったメリットがあるとされている。
今回のライブドアによるバリュークリックジャパン株式の公開買付けでは、買付けを行う株券等の種類は普通株式、公開買付け期間は2月23日から3月22日までの29日間で、買付け価格は1株につき13万5,642円とされている。また買付予定株式数は1万8,743株で、この公開買付けによりライブドアのバリュークリックジャパンの所有株式数は58.65%になる予定。但し、応募株式の総数が買付予定株式数に満たない場合は応募株式の全部の買付けを行わないほか、予定株式数を超えた場合は応募株式の全部を買付けるので、買付け後の所有比率が100%になる可能性もあるという。
なおバリュークリックジャパンの昨年6月末時点での発行済み株式総数は3万1,956.36株。今回の買付け価格13万5,642円は、対象会社の東証マザーズにおける今年2月19日までの6ヶ月の終値平均値(10万9,635円)に約23.7%のプレミアムを加えた価格となっており、公開買付代理人は日興コーディアル証券が担当するもよう。
バリュークリックジャパンは、米国ValueClick Inc.(以下米国VC社)の子会社として1998年に設立された企業。設立以来、同社から日本国内のインターネットユーザーに向けた日本語Webサイトをテリトリーとした「インターネット広告配信システム」の独占的なライセンスを受けて事業展開を推進。個人/法人が運営するHPを束ねて「バリュークリックアドネットワーク」を形成し、Webおよびモバイルでの広告配信サービスを提供しているほか、2001年10月からはインターネット広告配信システムのASPサービス事業を、2002年10月からはコンシューマー向け事業の第一弾としてオンラインDVDレンタル事業「DVDZOO」ののサービスを開始。業容の拡大を図っていた。
発表によると同社の株式1万8,743株を保有する米国VC社は、今回の公開買付けに保有する当社株式全量について応募することに同意しており、よって公開買付者(ライブドア)はバリュークリックジャパン株式の過半数以上を取得。結果、ライブドアがバリュークリックジャパンの親会社となる予定とされている。
但し、この公開買付者の申し出について米国VC社を含む3社で協議を行った結果、バリュークリックジャパンと米国VC社とのライセンス契約は現状の条件のまま継続させる事が決定。それと同時にバリュークリックジャパンはライブドアのグループの一員として事業展開を行う事が今後の更なる展開につながると判断され、この公開買付けへの賛同に至ったという。なおバリュークリックジャパンは現在、東京証券取引所市場マザーズに株式を上場しているが、公開買付けの結果次第では株式が上場廃止基準に抵触するため、バリュークリックジャパン株式が上場廃止になる可能性もあるとのこと。
また発表によるとバリュークリックジャパンとライブドアの間には、これまで資本関係、人的関係、取引関係はなかったが、バリュークリックジャパンでは3月開催予定の定時株主総会において、ライブドアにより指名される取締役3名の選任議案を株主総会に上程する予定であるとしている。
今回の件についてバリュークリックジャパン代表であるジョナサン・ヘンドリックセン氏は、「今回の公開買付は、ライブドアからの申し出をきっかけとしたもの。自社ではこれまで,米国VC社の子会社として、日本国内のインターネットユーザーを対象とした日本語Webサイト向けのインターネット広告配信システムの独占的なライセンスを受け、事業を展開してきたが、3社で協議した結果、ライブドア社グループの一員となり今後の事業展開を行っていくことが、日本国内を事業ドメインとする当社の事業の発展と業績の向上に寄与すると判断した」とコメント。「これにより米国VC社は、所有株式全株をライブドアの行う株式公開買付に応募し売却。バリュークリックジャパンはライブドアの子会社となり今後の事業をさらに進めていくことになるが、米国VC社との関係については現状のライセンス契約継続の合意ができており、これからも友好的関係のもと事業展開を継続していく予定。つまり今回の公開買付けによってバリュークリックジャパンは、米国VC社の持つ最新のテクノロジーと、ライブドアの日本国内における力強いポータル展開のノウハウの双方を活用し、大きなシナジー効果のもと更なる事業拡大を図る事が可能になる。」と述べ、「例えば自社の提供するDVDレンタル事業DVDZOOとライブドア運営の『ぽすれん』を統合させることでも、日本最大級のオンラインDVDレンタルサービスが実現できるようになるほか、自社のネットワークの空き枠を利用してライブドアのアピールを行ったり、両社の得意分野を活用しての新しい広告商品の創出も期待できる。」との考えを明らかにしている。
バリュークリックジャパン株式会社
http://www.valueclick.ne.jp/
株式会社ライブドア
http://corp.livedoor.com/
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