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Home - 企画特集 - 起業チャレンジ2011 - 【第1回】 何を審査するのか?

起業チャレンジ2011

ただのプランで終わるか。起業して未来を変えるか。

2000年の創業以来、数多くの新規事業の企画や立ち上げを支援してきたスカイライトコンサルティングが、ビジネスプランコンテスト「起業チャレンジ2011」を開催します。入賞者には、最高300万円の起業資金を提供。

【第1回 何を審査するのか?】

審査のポイント

起業チャレンジは、実際に起業の後押しすることを目的としています。そのため、単にプランの良し悪しだけで審査を行っているわけではありません。いや、むしろビジネスプランとしての完成度は重要視していないと言っても過言ではありません。

では、何で審査を行っているかというと、三つポイントから見ています。第1に、アイデア・着想自体の魅力。やはり、世の中に必要とされる、あるいは広く受け入れられるような製品・サービスを提供する事業は魅力があります。第2に、チームのすばらしさ。どんなにすばらしいアイデアでも、それを実現するチームが重要です。リスクテイクしつつ、不測の事態にもしなやかに対応しつつ前に進めるチーム。そして第3にタイミングが合っているかです。どんなにすばらしいアイデアとチームがあっても、世の中にはタイミングが合わなければうまくいかないものです。逆にタイミングが合えば、すばらしい未来につながる可能性が高くなるというものです。

いまのところ、起業チャレンジは年1回の開催ですので、プランの構想や起業のタイミングが合わない場合もあると思います。そうすると、残念ながら起業チャレンジとしての支援は見送るという場合もありえます。

審査のスタンス

繰り返しになりますが、起業チャレンジは、実際に起業の後押しすることを目的としています。ですから審査のスタンスとしては、参加チームメンバーが起業につながっていけるのか、あるいは、このタイミングで起業支援資金を得てスカイライトが支援することが、参加チームの活動をより良い方向に向かわせる手助けになるかを重視しています。

また、起業を考えている人たちにとって、コンテストはひとつの通過点に過ぎません。コンテストを通じて審査を受けることで、何らかの気づきを得ることができれば、仮に起業チャレンジでの支援対象とならなかったチームも、別の機会を得て起業し事業を花開かせる可能性も十分にあります。参加してくれた全てのチームに、何らかの気づきを得てもらいたい。そんなスタンスで審査をしています。

審査のプロセス

さて、審査は、書類選考、インタビューを経た2次選考、ブラッシュアップミーティングを経た最終選考の3段階に分かれています。それぞれの審査の選考基準は、大きくは変わりません。基本的には、主として前述のようなポイントで判断しています。

では、なぜ3段階に分けているかというと、審査プロセスを経ることで、我々のビジネスプランに対する理解度が増しますし、参加チームも我々との対話を経て、自分たちのプランを進化させることができます。また、審査プロセスを通じて、チームとしての成長を見ることができます。対話を通じて、チームの中でどう話しをしてプランを進化させたか、言い換えると実際の起業に近づけたか。起業後は日々、サービスを改善したり、お客さま対応したり、資金繰りしたり、といった山のような経営課題に向き合うことになるわけですが、審査プロセスを経るということは、チームの中でそういう課題と向き合って解決に向かうことができるのかを見ることができるわけです。

起業チャレンジでは、エントリーシートとは別に、自由フォーマットのビジネスプランを提出していただきます。このビジネスプランから得られる情報をもとに判断するのが書類選考です。ビジネスプランで表現し切れなかったものを、口頭で表現してもらうのがインタビューです。先の狙いからも分かるかもしれませんが、インタビューといっても、いわゆる口頭試問のような形式ではなく、プランに対する我々の感想も含めた形で議論するフリーディスカッションと考えていただいた方が正確かもしれません。ブラッシュアップミーティングに関しては、第三回で詳述します。

さて、ここで起業チャレンジの考える「起業」ということについて、少しだけ記します。

起業するということ

「起業する」ということに対するイメージは人それぞれだと思いますし、それで良いと考えています。しかし、起業チャレンジでは、その言葉のとおり、「業を起こすこと」を起業と捉えます。では、それは何と違うのでしょうか?

まずは、「独立すること」とは違います。独立は、ある既存の特定領域で、自らのスキルを活用してビジネス活動を行っていくことだと考えます。それに対して、起業することは、「社会にインパクトを与える事業を創出する」ことです。つまり、何らかの新たなサービスや製品を通じて、その顧客やあるいはそれ以外の人たちに影響を及ぼすような事業を展開していくことです。

さらに、「あるサービスや製品を開発・販売すること」とは違います。もちろん、何らかのサービスや製品を提供しなければビジネスは始まらないのですが、それだけでは、業を起こすことにはなりにくいと思うのです。実際に事業を始めてしまえば、自分たちの提供するサービスや製品を顧客に満足してもらうためにどうするかということに邁進することになると思います。しかし、プランの段階では、そのサービスや製品だけでなく、どう「社会にインパクトを与える」のか、ということを、まずはチーム内で、さらには、構築していく組織内で、共有していく必要があると考えます。

そういった意味では、まず自分たちが誰に対して何を実現したいのか、そのためにどうするのか、ということをまとめてみることが必要です。これがあってはじめて、自分たちの考えるサービスや製品の焦点が絞れます。たとえそのサービスや製品がうまくいかなくても、実現したいことが明確であれば、柔軟に軌道修正することができるでしょう。そのようなサービスや製品から利益を上げ、その利益をもとにして、さらにビジネスを拡大していく絵を描く。これがビジネスプランです。このビジネスプランを実行に移していくことこそが、実際に「業を起こすこと」があると考えています。

起業チャレンジは、そのビジネスプランを審査していくことになります。

  • テーマ

    インターネットやモバイルなどのITの活用により、社会的な問題の解決や新しいライフスタイルの提案など、社会にインパクトを与える事業を創出する可能性のあるビジネスアイデア。

  • 応募資格

    ・2名以上6人以下のグループであること

    ・代表者の年齢が30歳未満(2011/1/1時点)であること

  • 応募期限

    9月1日(水)〜9月30日(木)
    ※応募方法についてはコチラをご覧下さい

  • 起業資金

    審査において優秀と認められたプランを提出した応募チームに対しては、1年以内の会社の設立を条件として、上限300万の起業資金を授与します。

 

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