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第4期東京大学アントレプレナー道場で最優秀賞を受賞した、ソーシャルリーディングサービスが今年9月にようやくローンチする。
サービス名は「Lindoc」。まずは、iPadアプリから提供を開始する。
開発を進めているのは、教育改革をミッションに掲げ、昨年9月に設立したリンドック。創業者は、事業に専念するために東京大学大学院 理学系研究科を中途退学した、町野明徳氏(以下 町野氏)だ。

国内でも盛り上がりを見せてきたソーシャルリーディングだが、同社のiPadアプリ「Lindoc」は一味違う。教育に焦点をあてた“ ソーシャルラーニング プラットフォーム ” と、独自のアングルから攻めている。
「Lindoc」の概要は、電子教科書の販売・閲覧、読者の知識を共有するアプリ。
販売される電子教科書の価格は、出版社側で値付けをおこない、紙のものと比べ、3割程度安くなるという。出版社が気にするコピー・ダウンロードに対しては、PDFを元データとし不正に取り出せない仕組みを構築。当初は学術系や専門書系の出版社に絞り、10社弱のコンテンツを扱う。
「エンタメ系は扱わない」(町野氏)と語るように、基本的には大学生向けの教科書やプログラミングの技術書など固めの内容に特化する。
当然ひとりでは読み解くのに難解な箇所も出てくるだろう。そうした時には、同じ教科書をもつユーザーに質問するのが利にかなっている。具体的にはアプリ内のアカウントを使って教科書の該当箇所にコメントを挿入すると、同じ教科書を購入している他ユーザーの教科書にも同期される。
さらに、Twitterのような独自のフォロー機能なども搭載しており、有益なコメントを発しているユーザーだけを選んでフォローすることも可能。
また、Twitter、Facebookとの連携のほか、DropBoxに保存してあるコンテンツのインポートや、Evernoteへの手書き入力したページやメッセージのエクスポートにも対応する。
10月からは東大駒場キャンパスにて、学生を対象に実証実験を予定している。
早期の海外展開も視野に入れているが、昨年Sequoia Capitalなど有力なベンチャーキャピタルから資金調達をおこなった米国Inklingなどが競合となる。
これに対して町野氏は、PDFで容易に電子教科書のコンテンツを制作できる「Lindoc」に比べ、Inklingはリッチコンテンツだが、独自フォーマットを使用しているため制作に時間がかかると、スピード面での優位性を強調する。
ローンチはまだ先の話だが、勉強の虫にとっては、ありがたいソーシャルサービスといえる。
株式会社リンドック
http://lindoc.jp/
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