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スポーツとITを融合した未来のスポーツとはどんなものか。eスポーツプラットフォーム「eスポーツグラウンド」のプレゼンテーションをおこなったエウレカコンピューターの山下寿也氏が、24日に開催された「Innovation Weekend」のピッチコンテスト「Innovation Weekend Live」で優勝した。
eスポーツは2001年頃に使われ始めたキーワード。当初はオンラインの対戦ゲームを指して言われてきた。エウレカコンピューターはそれをさらに進化させたという。
同社が開発中のeスポーツグラウンドは、コンピュータが作り出したグラウンドをプロジェクターで投影し、その中に人間が入り、さまざなスポーツをおこなうプラットフォームだ。人間の動きをカメラが認識し、コンピュータが連動する。現在はブロック崩しやエアホッケーなどのゲームで対戦して遊ぶことができる。
今はプロジェクターによる2Dでの表現だが、将来的にはプレイヤーが特殊なバイザーを装着することで、3D空間のなかでさまざまなスポーツをバーチャル体験できる、そんなプラットフォームを構想している。
「僕たちのゴールは、『eスポーツグラウンド』がオリンピックの正式競技になることです。新しい情報時代のスポーツを創っていきたい」
山下氏はそう言って、プレゼンテーションを締めくくった。

「日本のベンチャーはシリコンバレーに負けていない」アレン・マイナー氏が総括
今回で2回目となった Innovation Weekendは、エンジェル投資家、事業会社、起業家らが集うネットワーキングイベント。サンブリッジ、ベンチャーナウ、ネットエイジの3社が主催し、サイバーエージェントベンチャーズ、ECナビベンチャーズが協力している。
第一部のパネルディスカッションには、デジタルガレージ取締役グループ CTOの安田幹広氏と、カカクコム上席執行役員 食べログ本部長の村上敦浩氏がパネラーとして登壇。「CGMとソーシャルメディアの間」をテーマにカカクコムの新規事業として誕生した「食べログ」の背景や、どうやってユーザーを増やしていったか、そして今後の展開は?などの話が繰り広げられた。
途中、Ustreamでの放送を停止し、来場者だけのコボれ話も飛び出すなど会場の興味をひきつけた。サンブリッジ東京オフィサーでドリームビジョン代表の平石氏が司会・進行を務め、そこにサンブリッジ代表取締役会長アレン・マイナー氏が加わり会場を盛り上げた。

第二部では、ゲストスピーチとしてサンフランシスコ在住のフリージャーナリスト Lisa Katayama氏が登壇。現在、Popular Science, Fast Company, Wired, the New York Timesなど名だたるメディアで記事を執筆している同氏は、「いかにして現地メディアへの記事掲載を実現するか?」をテーマにグローバル展開を目指す日本のベンチャーが海外メディアで記事にしてもらうための秘訣や、ベンチャー企業が陥りやすい過ちなどについて話した。

続いておこなわれた「Innovation Weekend Live」では、6社のスタートアップが登場。1社あたり8分のプレゼンテーションをおこなった。
優勝したエウレカコンピューターの山下氏は喜びの言葉に加え、今年10月にも開発中のeスポーツグラウンドの販売を計画していることを発表。「eスポーツグラウンドを設置して、手軽にスポーツを楽しめる環境を作りたい」と抱負を述べた。同氏には、シリコンバレーにあるサンブリッジのインキュベーションセンター「グローバルベンチャーハビタット」を使える権利が贈られる。

そして準優勝には、パペルック事務局代表小澤氏とネットスケット代表芥川氏の両名が選ばれた。小澤氏はまだ明治大学に通う現役の大学生。ソーシャルスクラップブック「papelook」のプレゼンテーションをおこなった。
6月14日にローンチしたばかりのiPhoneアプリだが、一週間で約1万ダウンロードを記録。現在、1日4,000から5,000ダウンロードされている。夏ごろには法人化の予定だ。
一方、芥川氏はFacebook上でイベントの告知・集客・集金・参加者管理ができる「everevo」のプレゼンテーションをおこなった。「受託開発やめる宣言」からはじまったヒストリーも披露し、随所に笑いを散りばめて会場を盛り上げた。準優勝という高評価を受けて司会の平石氏からは「“プレゼンテーションが”良かったから」と振られると、「サービスもたぶん・・・良いと思います」とオチをつけた。

また、スポンサーのNTTコミュニケーションズからは、印刷のオンライン発注プラットフォーム「raksul」のプレゼンテーションをおこなったラクスル代表松本恭攝氏にオープンラボ賞が贈られた。
NTTコミュニケーションズの井本氏からは「いろいろコラボレーションできる可能性がある」と期待を寄せられると、「来て良かった」と素直に喜んだ。
印刷業界はマーケットは大きいが、衰退産業という印象がある。ところがインターネット印刷通販業界はというと、直近5年で10倍近くまで市場が急拡大しているという。
インターネット業界は今、Facebookをはじめソーシャルメディア系やスマートフォン領域のWebサービスが賑わっている。投資の視線も自然とそこに集中しているが、松本氏は、敢えて地味ではあるが確実に成長しているマーケットを自ら見出した。「印刷業界のカカコム」と表現しており、完成度の高いサービス・ビジネスモデルを構築し、マネタイズを図っている。
まだ社員数は2人と小さなチームだが、既に黒字化も達成。着実に利益を積み上げている。そして今後、さらにスケールさせていくべく、今秋にはシナジーの見込めるベンチャーキャピタルや事業会社等からの資金調達を考えている。

イベントはほぼタイムテーブル通りに進行し、すべてのプレゼンテーションが終了。そして、日米で投資・インキュベーションをおこなうアレン・マイナー氏は最後にこう総括した。
「日本のベンチャーはシリコンバレーに負けていない。それをあらためて確信した一日だった」

なお、今回出演したスタートアップとプレゼン内容は以下の通りだ。
<Presenters 1>
ストリートスナップからファッションアイテム購入。ソーシャルEC「Glocal Stylebook」
「Glocal Stylebook」の強みは商品提供者のニーズとスナップ提供者のニーズを合致させたビジネスモデル。日本発グローバルファッションサービスに向けた、そのビジネスモデルと今後の展開とは。

F.F.B.株式会社/取締役/平田祐介氏
【関連記事】
ファッションスナップから購入可能なソーシャルEC「Glocal Stylebook」
http://www.venturenow.jp/news/2011/06/08/2232_012231.html
<Presenters 2>
ソーシャルスクラップブック「papelook」
「papelook」は6月14日にローンチしたばかりのiPhone アプリ。iPhoneで撮影した写真だけでなく、Facebookから取り込んだ写真も切り抜きやコラージュが可能。ユーザーが独自にレイアウトしたスクラップブックを作り、papelook上で共有、Facebook、Twitterに投稿も出来る。まだ大学在学中だが、近日中に法人化を計画しており事業展開を本格化させる。

パペルック事務局/代表/小澤一郎氏
【関連記事】
レイアウトした写真を雑誌感覚で楽しめるiPhoneアプリ「papelook」
http://www.venturenow.jp/news/2011/06/15/1950_012405.html
<Presenters 3>
友人・知人と自分達のレストランガイドを作る「TWICHELIN(ツイシュラン)」
友人間で評価した飲食店の格付け情報を共有できるサービス。目指すところは、簡単な「食べログ」。類似サービスとの違い、競合優位性、現在構想しているビジネスモデルとは?

グマッカル株式会社/代表取締役/森橋新祐氏
【関連記事】
友人・知人と自分達のレストランガイドを作るiPhoneアプリ「TWICHELIN」
http://www.venturenow.jp/news/2011/06/13/1905_012343.html
<Presenters 4>
Facebook上でイベントの告知・集客・集金・参加者管理ができる「everevo」
「everevo」は、集金機能付きのイベント管理用Facebookアプリ。ベンチマークは米国のイベント作成・管理サイト「eventbrite」など。欧米よりも、Facebookユーザーが爆発的に増え続けているアジア地域を重視。everevo誕生から競合優位、今後の展開、将来構想について。

株式会社ネットスケット/代表取締役/芥川 武氏
【関連記事】
Facebook内でイベント告知から集客・集金可能なFacebookアプリ「everevo」
http://www.venturenow.jp/news/2011/06/01/2239_012127.html
<Presenters 5>
印刷のオンライン発注プラットフォーム「raksul」
To B ビジネスの世界でもインターネットでの間接材発注が進んでいる。「raksul」は、直近5年で10倍近くまで市場が拡大しているインターネット印刷通販業界の発注サポートプラットフォームサイト。その注目すべきビジネスモデルと収支計画、将来像とは?

ラクスル株式会社/代表取締役/松本恭攝氏
【関連記事】
印刷ポータルサイト「raksul」が登録無料の一括見積サービスを開始
http://www.venturenow.jp/news/2011/06/03/1144_012177.html
<Presenters 6>
すごい、おもしろい、はあたりまえ。eスポーツプラットフォーム「eスポーツグラウンド」
eスポーツとはスポーツとIT(ゲーム)の間に生まれた新しいジャンル。現在開発中のeスポーツプラットフォーム「eスポーツグラウンド」のデモ、ビジネスモデル、将来構想は?

エウレカコンピューター株式会社/代表取締役/山下寿也氏
http://www.eurekacomputer.jp/










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