|
株式会社フレアリンク(本社:京都府相楽郡、代表:中山清喬)は30日、オンラインでOS機能を実現するWebOS「フレイリー」の公開試験運用を開始。あわせて開発者向けのコミュニティサイト(開発プロジェクトサイト)を開設した。来年春のβ公開を目指し、外部開発者との協力体制を構築する。
これまでも海外を中心にWebOS、ウェブデスクトップと呼ばれるサービスが複数公開、試験提供されているが、フレアリンクでは「実用を想定した水準」(フレアリンク 中山氏)として、昨年末より“オープン性”“悪意の想定”“連携性”“どこからでも利用できる”といった4条件を重視しながら、フレイリーの開発を進めてきた。

「1つ1つのピースや、全体像は(他社のサービスに)似ているかもしれないが、フレイリーでは、個々のピースが“実用できることを想定した水準”で設計されており、しかもその実装は、ここ1-2年の技術進歩で実現している」(中山氏)
フレイリーでは、HTML+CSS+JavaScript+Ajaxといった“Webブラウザの描画エンジンが直接制御する標準仕様”のみを活用。利用ユーザーは、OS(フレイリー)を通して不特定多数のアプリを自由に追加・利用可能で、開発者はOS側運営者(胴元)であるフレアリンクの許可無く、自由にアプリを作成・配備・配布できる。
また、悪意のあるネットワーク攻撃や、アプリケーションから、カーネルやシェル、他のアプリケーションを守るアーキテクチャとして、マルチサイト認可トークンによるケイパビリティベースアクセス制御を採用。独自の鍵トークン機構により、ユーザーがアプリを起動する際に、必要な鍵(権限)だけを切り離して与え、動作させることが可能。RESTといったWebの共通方式でアクセスしつつ、同機構によるアクセス制御を実現したほか、BayeuxやPostMessageによるIPC(InterProcess Communication)でプロセス間のドラッグ&ドロップなども実現できる。
このほか、ブラウザ毎の違いをフレイリー側で吸収する形で、複数のブラウザに対応(2009年11月30日現在、IE8以降、Firefox3以降、Safari4以降、Opera10以降、Chrome3以降に対応)。ネットカフェや外出先など、どのブラウザでも同様に動作する環境を構築した。
30日現在で、利用できるアプリは、エクスプローラー、テキストエディタ、電卓、ゲームのみだが、β公開を予定している来年の春までには、ブラウザ機能、簡単なメッセンジャー機能、メーラー機能などを標準提供していく計画。併せて開発プロジェクトサイトなどのコミュニティでの意見を取り入れつつ、仕様を固め、APIやライブラリを提供。外部開発者の自由な開発を促していく方針。
フレイリー
http://flairy.jp
フレイリー 開発プロジェクトサイト
http://dev.flairlink.jp/projects/flairy
株式会社フレアリンク
http://www.flairlink.jp/
|