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株式会社Any(本社:東京都渋谷区、代表:畑野仁一)は6月21日、同社オープン型SNS「Any」と連動した、第3世代携帯向け3D仮想空間サービスの開発に着手していることを明らかにした。なお、3Dアバターの開発は、エキサイト株式会社の「エキモバ」の3Dアバターにも携わった株式会社エイタロウソフト(本社:東京都中央区、代表:西島栄太郎)が担当する。今後、段階的に「Any」ユーザーに対し7頭身アバターなどの3Dコンテンツを提供する模様。
「Any」は、2006年5月に携帯向けオープン型SNSとして開始されたコミュニティサービス。2006年8月の増資にあわせてPC向けサービスを開始し、2007年5月には企業向けマーケティング機能を重点的に強化しリニューアルしている。一般的なSNS機能のほか、フォトや動画コンテンツの共有。音楽コンテンツの「Anylive」では、楽曲の登録や視聴サービスなどの機能を備え、インディーズ音楽を軸としたコミュニティも展開している。2007年6月現在のユーザー数は約61万人。属性は男性65%:女性35%、平均年齢は26歳。
同社はSNS連動型3D仮想空間サービスを今後、第1フェーズ(2007年9月リリース予定)、第2フェーズ(2007年末までにリリース予定)と段階的にサービスを提供する。
第1フェーズでは既存の「Any」ユーザーに対して、デフォルトの3Dアバター配布や独自の仮想通貨システムの導入を予定。変更できる身体特徴は原則、目や髪型などの " 顔パーツ " のみ。Second Lifeのような身体拡縮については、「ECサイトと連動した試着機能も予定しており、体型に合わせた服装をそれぞれ準備するのが大変なので固定するつもり」(同社代表 畑野氏)。 ユーザーは配布された3Dアバターを利用し、経験値システムによって育成するストーリーや他ユーザーとのリアルタイムコミュニケーション、ゲームなどに参加できる。「対戦ゲームなどの部分に関してはパラメータをAPI公開し、各開発企業に積極的に参加していただきたいと考えている」(同氏)。
第2フェーズでは、居住可能なルーム機能/企業が出店するためのショップ機能/Google MAP API を利用したマップシステムを展開する。「携帯電話の性能を考えると、3D仮想空間はルームとショップにするのが妥当で、Google MAPの採用は、技術的な安定性や開発費からみると最も現実的な判断。また、架空の都市ではなく、現実都市とリンクさせた方がユーザーにとっても親しみが沸いてくる」(同氏)とした。
コアターゲットは、携帯ユーザーを意識しているため20歳前後を想定。「本来なら6月には90万人を達成している予定であったが、3~4ヶ月ほど計画から遅れてしまった。今後の3Dサービス提供により早期の100万人獲得を目指す。第1フェーズと第2フェーズを合わせた開発費2億円程度」(同氏)。
収益モデルは、あらかじめ同社が確保している人気の商業エリアの貸し出し、広告掲載収入、出店企業のECサイトから商品が購入された際の成果報酬、ナショナルクライアントを中心としたサンプリングマーケティングなどを予定している。「サンプリングではターゲットの属性ごとに、クローゼットへコカコーラのアイテムなどを配布することで3Dアバターがそれを身に付け、Anyユーザーに対して訴求できる。例えば夏前なら、F1層に新着水着のコンテンツを配布するといった具合」(同氏)。
Anyは2006年3月15日に「Any」の運営を目的に設立。2007年5月末現在、資本金2億7,572万5千円、従業員数15名。決算期3月。 2006年8月には三井物産/三菱商事/DACなど9社から5億545万円の資金調達を行っている。代表の畑野氏は株式会社ネットマイル(本社:東京都千代田区、代表:山本雅)の創業者の一人(現在は退任)。主な事業内容は、Anyの運営をはじめ、Webを活用した情報サービスの提供、CRM構築コンサルティングなど。前期/今期の業績については非公開だが、今期中の単月黒字化を目指しており、2008年度には売上高40億7,700万円、利益5億6,200万円、利益率14%を見込んでいる。
Any/株式会社Any
http://www.myany.jp/
株式会社エイタロウソフト
http://www.eitarosoft.co.jp/
【訂正】文末Any代表畑野氏の紹介の中で、株式会社ネットマイルの代表者を「水野千秋」氏としておりましたが、取材時現在、同社の代表は「山本雅」氏になります。該当箇所を訂正の上お詫び申し上げます。(2007/6/22)
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