チームラボBD、音楽コミュニティサイト「wacca」有料配信サービスを開始
2006/11/02 18:54 | Venture Now編集部

 チームラボビジネスディベロップメント株式会社(以下チームラボBD、本社:東京都渋谷区、代表:森山雅勝)は10月26日より、同社運営の音楽に特化したコミュニティサイト「wacca(ワッカ)」にて、登録アーティスト自身が制作した楽曲を販売できる有料配信サービスを開始した。

 waccaは、メジャー/インディーズ音楽の視聴/レビュー/日記などの機能をもつコミュニティポータルサイト。レビュー/日記機能などのコミュニティ機能の使用には会員登録(無料)が必要となる。楽曲はwaccaに会員登録しているアーティストからの提供(11月2日現在:約1,200アーティスト)と、株式会社リッスンジャパン(本社:東京都目黒区、代表:森山雅勝)運営の「Listen Japan」からの提供(11月2日現在:約38,000アーティスト)によって構成されている。

 先日から開始した有料配信サービスは、wacca登録アーティスト自身の楽曲を、waccaサイトにてアップロード/試聴/販売(リッスンジャパンの購入システムを利用)が可能なサービス。販売する楽曲には、DRMによる転送/書込み制限などの制御機能も付加。対応する音源ファイル形式は、WAVE 16bit stereo / AIFF 16bit stereo / MP3 / WMA。販売楽曲数/販売期間の制限は無く、価格の設定幅は一曲:50~3,000円。有料配信楽曲の売上げは約70%がアーティストに還元される。

 売上状況(曲名/金額など)についてはレポートにて確認ができ、売上の換金は、支払い可能額5,000円を超過していれば指定金融口座へ振込まれる。なお、公序良俗に反するような楽曲については、「ユーザーからの申告ベースでのチェックになる」(チームラボBD)としている。

 また、著作権/著作隣接権などの知的財産権に関しては、全て登録アーティストに帰属し、wacca以外のメディアへの登録や販売活動も許諾されている。ただし、アップロード可能な楽曲は、著作権管理団体に信託されていない楽曲のみとなっている。

 今回の件についてチームラボBDは、「当初は2006年5月に開始予定のサービスだったのだが、システム的な問題やリッスンジャパンとの調整などで大幅に遅延してしまった。2006年内に10万人の会員獲得を目標としていたが、結構厳しい状況。収益モデルについては広告と手数料をメインに考えているが、損益分岐として、まずは会員10万人が基準となってくるので、会員獲得に注力したい。今後の予定として、waccaへのアクセス誘導増加を狙った、個人ブログなどの外部メディアでも楽曲視聴ができる機能を追加し、何とか巻き返しを図りたい」と語った。

 チームラボビジネスディベロップメントは2005年6月設立、資本金1,000万円、従業員数10人(2006年11月2日現在)。トランスコスモス株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:奥田昌孝)とチームラボ株式会社(本社:東京都文京区、代表:猪子寿之)の合弁会社。出資比率は50%ずつ。現在はwaccaの運営のみを行っている。売上など業績については非公開。「wacca」の名称は、協賛会社である株式会社栗山米菓(本社:新潟県新潟市、代表:栗山敏昭)の商品「わっか」に由来している。

wacca
http://wacca.tv/

チームラボ株式会社
http://www.team-lab.com/

株式会社リッスンジャパン
http://i.listen.jp/st/ir/index.html

トランスコスモス株式会社
http://www.trans-cosmos.co.jp/

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