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アイピーモバイル株式会社(本社:東京都千代田区、代表:杉村五男)は、10月に株式会社翔泳社、株式会社アイアイジェイテクノロジー(以下IIJ)、CSKプリンシパルズ株式会社、楽天証券株式会社子会社の楽天ストラテジックパートナーズ株式会社(本社:東京都港区、代表:高澤廣志)ら7社に対して第三者割当増資を実施、総額8億7,500万円を調達することを明らかにした。併せて、2GHz帯の周波数を使用するTD-CDMA方式の無線データ通信に関して、特定基地局開設計画認定申請書を総務大臣に提出。順当に行けば、今年の12月には申請の結果が判明する予定で、2006年10月のサービスインを目指し活動を本格化させる。
アイピーモバイルが目指すサービスは、FOMAなどで普及が進む周波数分割複信のFDD方式に対して、時分割複信のTD−CDMA方式を採用したデータ通信網。国際標準IMT-2000に準拠し、最大で下り:5.2Mbps、上り:848kbps (サービス開始当初)の通信インフラを提供する。同社では、インフラ面の整備を担当し、各種プロバイダーなどパートナーを通じ通信サービスを提供するモバイル・バーチャル・ネットワーク・オペレーター(NVNO)と呼ばれる事業モデルを念頭に展開。申請の認可が下りれば、プロバイダー料金を含め月額固定費2,500円〜5,000円(PCカードなどは別)のサービスとして2006年10月からサービスを開始する計画だ。2006年度中に300億円規模の投資を行い基地局2,000程(東名阪の都市部を中心)を設置。最終的には、2012年度で、基地局8,500程(全国)、投資額1,500億円売上げ規模としては、2,500億円を見込む。
アイピーモバイルでは、「TD−CDMA方式は、データ通信に最適な方式で、かつ無線LANなどよりもカバーエリアが広域という特徴を持っている。認可がおりしだいサービスが開始できるように、現在様々な準備を進めている段階」と話す。
今回の第三者割当増資では、IIJと翔泳社が5,000万円、楽天ストラテジックパートナーズが、2,500万円を出資。CSKプリンシパルズからの出資額、並びに他3社については非公開。7社を合わせた総額は8億7,500万円で10月を目途に実施され、アイピーモバイルの資本金は、増資後13億2,500万円となることが明らかにされている。
楽天広報では「今回の出資については、楽天本体ではなく、楽天証券子会社を通じた出資で、現状グループ事業との連携という話はない。あくまでも純投資」と話しており、CSK広報室でも「最初の第三者割当増資に応じた段階で、現時点でグループ内事業との具体的シナジーなどについて検討するような段階になく、具体的には、全て申請の結果が出てからになる」とコメント。具体的な連携内容については、各社申請の結果を待っている状況だ。
アイピーモバイルは、IT向けのコンサルティングファームである株式会社マルチメディア総合研究所(本社:東京都千代田区、代表:井上智治)の100%子会社として、2002年11月20日に設立。当初は、代表の杉村氏が、TD−CDMA方式の国内サービス実現に向けて設立した企画会社であったが、現在は事業会社として展開している。
アイピーモバイル株式会社
http://www.ipmobile.jp/
株式会社マルチメディア総合研究所
http://www.mric.jp/
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