|
株式会社ITXキャピタル・イノベーション(以下ITXキャピタル、本社:東京都千代田区、代表:萩原明)は、日本政策投資銀行(本社:東京都千代田区、代表:小村武)とベンチャーキャピタル(以下VC)等から未公開株式や債権を二次買い取り後に追加投資を行うファンド「ITX-ネクストリーム1号投資事業有限責任組合(以下ITX-ネクストリーム)」を設立。ファンド規模は最大50億円程度。
ITX-ネクストリームの目的は、未公開企業の成長支援。2000年前後に数多く設立されたベンチャーファンドが2007年に大量満期を迎えるにあたり、VC等から株式を下取りする二次買い取りファンドとしての役割を担う。
ベンチャー市場では現在、二次買い取りファンドの設立が相次いでいるが、その多くは株式公開が見込まれるもののファンド償還で売却を余儀なくされている株式が主流となっており、依然として放置されたままになっている未公開株式は少なくない。
そのためITXキャピタルは、トーマツ監査法人系コンサルティング会社の株式会社トーマツベター・ンド・モア(本社:広島県広島市、代表:笠原壽太郎)と提携し、株式公開が見込まれなくても、「ある程度の市場ポジションを獲得した製品を開発できたが、次に続く製品の開発ができずに事業を伸ばせなかった企業」や、「ある特定の技術で優位性を持っていながら、営業・マーケティング力やプロジェクトマネージメント能力等人材不足のため商売に結びつけることができていないといった企業」を発掘していき、VC等の保有株式・債権の買い取りと成長資金の供給を行う。
ITX-ネクストリームの出資金総額は最大50億円程度。ITX株式会社(本社:東京都千代田区、代表:武居哲彦)と日本政策投資銀行が約25%ずつ(計25億円程度)を出資。残りの50%程度については、VCを持たないごく少数の金融機関から拠出受ける計画で、クロージングは11月中旬を予定している。ファンドはITXキャピタルが運営し、投資期間は3年間に設定、契約期間は設立日から5年間。無限責任組合員はITXキャピタル。有限責任組合員はITX、日本政策投資銀行他。
ITXキャピタルは、「保有株式・債権の買い取り先に関しては銀行やVCを中心に営業をかけていくが、まだ具体的な案件が決定している段階にはない。信頼性を差別化ポイントとし、ストラテジックな手法で1案件ごと丁寧に見ていきたい」(広報担当)とし、必要に応じて経営支配権の獲得も視野に入れながら、投資先企業に対して、資本政策の見直しと抜本的な事業の再構築を含めた成長戦略を主導していく考え。
ITXキャピタルは、2003年6月設立、資本金1,000万円、正社員数6名(2005年9月27日現在)。2000年4月に日商岩井より分離・独立したヘラクレス上場企業ITXの連結子会社。主な事業は、未公開企業のセカンドステップ支援ファンドの運営。
株式会社ITXキャピタル・イノベーション
http://www.itxci.co.jp/
【訂正】文中、設立されるファンドについて、最大約50億円の資金が、ITX株式会社と日本政策投資銀行によって、既に集まっているとしておりましたが、誤りです。現在その約半分の25億がITX株式会社と日本政策投資銀行を主体として拠出により集まっている段階です。残り25億円についてファンドへの拠出先募集と、これから投資先となる保有株式・債権の買い取り先への営業についてのスタンスを明確にするべく、関連する記述を訂正し、深くお詫び致します。(2005/09/28)
|