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オリコン株式会社(本社:東京都港区、代表:小池恒)は10月6日、音楽配信を主たる事業とする新会社オリコン・デジタル・ディストリビューション株式会社(以下オリコンDD)を全額出資にて設立した。
オリコンDDは、現在オリコンが数多くの情報系サイトに提供しているセールスランキング情報「オリコンチャート」と連動した音楽配信の仕組みを各サイトに提供。「オリコンチャートから直接ダウンロードできる」というスキームを持って、音楽のコアユーザーはもとより、これまで音楽CD購入の少なかったライトユーザーにも音楽ダウンロードを利用してもらい、マーケット全体の拡大を図ることを目的に提供される新会社。具体的には、各レコード会社やレコードレーベルより楽曲のDRM化、音楽配信、顧客サポート・管理等の業務委託を受け、手数料を売上計上。12月には音楽配信サービスのテスト・ランを行い、来年1月より、まずは「オリコンチャート」を提供している新聞社系のサイトと自社サイトにおいて本格的にサービス開始する予定が立てられている。
なお所在地は東京都港区六本木、代表にはオリコンの取締役である河田寛氏が就任するほか、資本金は1億円、設立日は今年10月1日との概要が発表されている。
また発表によると、ネット・レイティング社による新聞社系の各情報サイトのユニークユーザー数を合計すると2,500万人を超える来訪者を対象として音楽配信サービスが提供可能と見込んでおり、最新のチャート以外にも、オリコンが保有する70年代/80年代のオリコンチャートを活用。CD販売店で見かけなくなった「思い出の楽曲」を直接ダウンロードできる仕組みも提供し、中高年層にまで大幅に顧客を拡大する考えとしている。
なお、ファイル形式はWindows Media Audioを採用し、ダウンロードしたPCからの持ち出し不可、専用ポータブルプレーヤーに3回まで書き込むことができるという仕組みになる見込み。一方、昨今の音楽配信への関心の高まりを受け音響機器メーカーがデジタル・ポータブル・プレイヤーの開発・販売に積極的になりつつあることから、オリコンDDサイト上では音楽配信サービスに付随してこれらハードの販売も計画。「業務委託手数料」「ハードの売上」「サイトでの広告収入」を売上の3本柱と想定し、展開していく構えだ。
オリコン広報は今回の件について、「iPodをはじめとするデジタルオーディオプレイヤーの普及により、音楽産業を取り巻く環境は、これまでの『パッケージ』から『ノンパッケージ』へと確実に変化しつつある。オリコンでは設立当初より、広く音楽業界の発展に寄与することを目標としており、そのためにはノンパッケージの音楽配信という事業は避けては通れない道。オリコンDDの展開するサービスによって、楽曲を有料ダウンロードするというスタイルを定着させることができればと考えている」とコメント。
また、現段階で既に日本の大手レコード会社のほとんどがオリコンDDに対して前向きな交渉の姿勢をみせていることも発表。「なにより『ユーザー側に立った』サービス提供を目指したい」と述べ、来年1月のサービスインの後、初年度30億、2年目200億の売り上げを目指すほか、将来的にはレコード会社の許諾がおりるものについては車載搭載端末やデジタル家電への提供、更にアジア地域における音楽提供等も視野に入れて展開していく考えとした。
オリコン株式会社
http://www.oricon.jp/
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