|
今年に入り、国内で一気に広がりを見せているソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下SNS)。参入が噂され、動向が注目されていた同窓支援サイト「この指とまれ!」運営の株式会社ゆびとま(本社:長崎県長崎市、代表:小久保徳子)は、4月8日よりいよいよ「Echoo!(エコー!)」のβ版を公開。同事業に乗り出した。
SNSとは、個人をベースに人とのつながりをWeb上で表現したもので、自分の友人や知人を入り口に、さらに友人が友人を紹介する形でコミュニティを形成する。
ゆびとまがβ版を公開したEchoo!は、この指とまれ!の姉妹サイトという位置づけで提供され、「学校」単位のコミュニティに対して、「同期」といった括りを意識した拡充機能を提供していく。友人関係をWeb上で表現するSNS機能の他、「同期」グループで、グループ掲示板、カウントダウンイベント告知機能、ファイル共有書庫機能などを活用できようになる。Echoo!を利用するには、18歳以上でかつ既存ユーザーの招待が必要。既存の「この指とまれ!」会員279万人に対しては、ゆびとま側から順次招待状が届くという。
「もともと、この指とまれ!自体がソーシャルネットワーキングともいえるサービスですので、今回のような機能の実装についても8年前からずっと考えていたことになります。ただ、当時は利用する側にとっても、余りに時期尚早で、昨年あたりから国内でもいくつかサービスが開始され始め、ユーザーの認知度も高まってきたことを受けてようやく具体化。今回のβ版提供に至りました」(ゆびとま 小久保社長)。
今回の提供はあくまでもβ版の提供。今後RSS FeedされたBlogの作成機能(4月16日開始予定)など、標準提供機能も順次追加されていく予定になっている。また、正式版のリリースも一年以内と発表しており、同時に各種有料のサービスが追加される計画だ。
この指とまれ!は、1996年5月より開始された同窓会コミュニティサイトで、現在登録者総数279万人を擁する巨大サイトに成長している。学校、同窓生といったクローズドなコミュニティを形成してきた性格から、元祖ソーシャルネットワーキングサービスとも呼ばれている。SNSとの抜群の相性をもつ圧倒的な既存ユーザーが、「Gocoo」「Meetme」「mixi」「GREE.jp」など国内で既にSNS事業を展開しているサイトに対するの最大のアドバンテージとなる。
先行する他の国内SNSサイトについて小久保社長は「それぞれ、特徴を持ってサービスを展開されていますので、みなさま方とご一緒に、いろんな形で連携を組んでいければと考えています」と、あくまでも共存姿勢を崩さない。
注目される「この指とまれ!」との連携は、基本的には登録されたメールアドレスで個人情報が紐付けされ、Echoo! 登録時に同窓生に対する認証待ち(友だちに加えるか)状態になるという。この指とまれ!への新規ユーザーは、通常の登録ステップ後にEchoo!への登録が行えるように仕様が追加されている。
また、同社ではSNSエンジン自体のOEM/ASP供給とアグリゲーションといったSI事業を、収益の柱の一つとしており、その第一弾として4月末頃までに学生ポータルサイトへのOEM供給開始する予定であること発表。Echoo! を利用できない18歳未満のユーザーに対してカスタマイズしたサービスになる見込みだ。これらOEM/ASP供給に、有料サービスの提供、そして同窓会支援サービス(幹事代行など)の収益で事業を展開していく。
「『Echoo!』響きの意味ですが、友達と友達が響きあって、広がっていくイメージで名づけました。懐かしい同窓生の現在の姿を気軽に画像で確認できるだけでも、今からわくわくしています」(小久保社長)。
IT業界人の中でもコア層から少しずつ広がりをみせていたソーシャルネットワーキングサービス。今回のゆびとま参入は、ITと特に関わりを持たない、一般ユーザーに対してどれだけの理解を得ることができるかという意味でインパクトが大きい。多機能な分、一言で説明しにくいサービス形態が、一般に認知されれば、同市場全体の活性化にも繋がる。果たしてどのような、インパクトをもたらすだろうか。
Echoo!
http://echoo.jp/
PC版この指とまれ!
http://www.yubitoma.or.jp/
ケータイゆびとま!
http://yubitoma.tv/
株式会社ゆびとま
http://www.yubitoma.co.jp/
Gocoo
http://www.gocoo.jp/
Meetme
http://www.meetme.jp/
mixi
http://mixi.jp/
GREE.jp
http://www.gree.jp/
|