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ユニバーサルワークス、「Webアクセシビリティ調査 都道府県編」を発表
September 18 , 2003 20:42 | Venture Now 編集部
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 有限会社ユニバーサルワークス(本社:静岡県三島市、代表:清家順)は9月16日、全国47都道府県全ての公式サイトについての「Webアクセシビリティ調査」を行い、その結果を発表した。

 アクセシビリティとは利便性や到達容易度を表す言葉だが、Webにおけるアクセシビリティは、健常者のみならず障害者にとってもどれだけ使い易いサイトであるかという意味合いが強い。今回の調査は9月9日〜15日までの期間、各都道府県の公式サイトにおいて、同社が定めた50項目のアクセシビリティチェックリストに沿って、全盲の視覚障害者などの当社テスターが実際にWebサイトにアクセスして確認。別途定めた採点基準によって採点を行なう形で実施されたもの。

 これによると、トップページのファイルサイズが最も大きかったのは山梨県「山梨県−県庁トップページ」850,252バイトで、一方最も小さかったのは神奈川県「神奈川県のホームページ」 47,261バイト。しかしこれら2サイトは、トップページのファイルサイズ数が大きく異なるものの、その読み上げにかかる時間は山梨県3分、神奈川県2分50秒と大差がない。

 またこれらの感想としては、山梨県「県内ニュースの掲載数が多少多く感じられるものの、項目数・分類ともに適切。過度な装飾がなく文字の情報が大切に扱われている印象があり好感が持てる」「『今日』は太字で表現されるが、イベント開催日であっても背景色がつかず、見え方の統一も望まれる」「フォントサイズの切り替え機能が使いやすい。ただ、元のサイズに戻す方法が見た目には多少わかりにくい」。

 神奈川県「情報バリアフリーに関する取り組みが示されており、その中のガイドラインも現実に即した明確なもの。同ガイドラインはこの調査で用いたチェックリストと内容を同じくする部分が多くある」「下層にいくにつれ、項目の名称が一般的でなくなる傾向にあり、目的の情報に到達する目前で迷いが生じるケースが認められた。それまでのアクセシビリティは確保されているだけに残念」といった事柄が挙げられていた。

 またその他の都道府県サイトへの好評価意見としては、宮城県「災害対策情報をトップページ上部に掲載することは、自治体の情報提供として好ましいもの。さらに最終更新日を明らかにしていることで情報の信頼性が増し、大きな安心につながる」。東京都「通常の閲覧ではわからないが、トップページのはじめに『新着情報』への(ページ内)リンクが設定されており、すでに構成を把握している視覚障害者等の訪問者には便利な配慮」。大阪府「自治体の規模から考えると、項目が多くなりがちと思われるが、非常にすっきりと数・分類ともにまとまっている」。島根県「47都道府県で唯一、トップページにtableタグ(表組)が用いられていないサイト。『アクセシブルなホームページをめざして』という中でホームページ作成ガイドラインが具体的に示されており、アクセシブルなWebサイトをめざす最先進県」。広島県「『ユニバーサルデザインの考え方』が示されており、誰もが便利で使いやすいホームページづくりについて、一般の人にもわかりやすい5つのポイントが記載されている」。山口県「新着情報、県政情報、テーマ別検索と、情報提供の重要度・流れが明確でわかりやすい。トップページのリンク数も60程度におさえられ、よくまとまっている」といった意見があった。

 逆に低評価意見として、茨城県「詰め込みすぎの印象はぬぐえない。プルダウンメニュー内の項目数が200を超え、ページ内のリンク設定箇所を合わせると300以上となる」。群馬県「『教 育』等単語内の不必要なスペースが気になる。単語として正確な読み上げが行われず情報把握の妨げとなる」。富山県「今回の調査で使用したホームページリーダーの読み上げでは、上部のプルダウンメニュー読み上げ時に、HTMLソース上の8このスペースが『8このスペース』として認識され、数十回も繰り返し読み上げられるなど、かなりの混乱が生じた」。岐阜県「らくらくウェブ散策(IBM)により、文字の拡大表示と音声読み上げがサポートされているが、対応していない環境から利用を試みた場合の、エラー回避等のナビゲーションが不十分。 トップページに県庁の所在地、電話番号等の案内がないのは不親切」。愛媛県「非常に表現力豊かだが音声環境では閲覧不可能なのはいうまでもなく、キーボードのみによる操作も不可能」。福岡県「内容の正確性が保証されないということを、自治体の公式サイトで明文化しているのは異質ともいえるのではなかろうか。どんなにアクセシブルなサイトが制作されても情報の正確性が保証されなければ公的なページとしては大きな問題」。宮崎県「今回の調査で使用したホームページリーダーでは、分野別プルダウンメニューの読み上げに問題があり、トップページを読み上げるのに11分以上もかかった。これは47都道府県中群を抜く数字」。鹿児島県「トップページを含むサイトの大部分でALT属性の設定がなく、早急な改善が望まれる。トップページでALT属性の設定がないのは47都道府県中唯一。 画像自体に設定されているリンク先が不適切で操作上の混乱を招く」などがあげられた。

 また同調査結果のHPでは、「音声化対応」「操作性」「可読性」「レイアウト」「汎用性」の5要素からなるレーダーチャートが掲載されており、一般ユーザーでもわかりやすく閲覧できるようになっている。

 なお同社はこれら調査結果について、「9月1日より公開している『静岡県73市町村編』と合わせ、自社のWebアクセシビリティに対する考えを表現するものとして紹介している」とし、同調査が、サイト内におけるアクセシビリティにかかわる部分以外のグラフィックデザインの質・コンテンツの質を対象としたものではないことを述べている。


調査結果
http://www.u-works.co.jp/jichitai/index.html

有限会社ユニバーサルワークス
http://www.u-works.co.jp/

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