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株式会社矢野経済研究所(本社:東京都中野区、代表:矢野暁)は4月15日、先月末の新刊マーケットレポート「2003-2004ブロードバンドコンテンツ市場」発刊に伴い、ブロードバンドでのコンテンツ利用に関するアンケート調査の結果を発表した。この調査は同社が昨年12月より今年3月までの期間、国内通信事業者、インターネットサービスプロバイダ、放送局、出版社他計30社を対象に、面接取材・電話調査およびインターネットアンケートを実施したもの。また、「有料コンテンツ利用経験者」の抽出を目的に予備調査も行われている。有効回答者数は、予備調査が約1万1,000名、本調査が約540名。予備調査においては、「ADSL(8M/12Mbps)」利用者が40.0%で最も多く、「ADSL(1.5Mbps)」とをあわせると約55%におよぶ。更に「CATV」「FTTH」等も合わせると、全体の約75%の回答者が、ブロードバンド接続によるインターネット環境にあるという事がわかった。
なお、インターネットで最もアクセスするサイトのカテゴリでは「趣味・娯楽」83.7%がトップで、次いで「検索サービス」81.7%と続く。
一方、「動画・音楽の無料サイト」としたユーザーは37.4%だったのに対し、「動画・音楽の有料サイト」と答えたの4.7%に留まっており、この「動画・音楽の有料サイト」利用者に対して、本調査が実施された。なお、本調査の対象となった540名の回答者は、ほぼ100%が「ブロードバンド接続」環境にあるほか、「PC利用歴5年以上」が60%近く、1日あたりのインターネット接続時間「3時間以上」が半数以上に達しており、PC関連のスキルが高い先進的なユーザーであった事がわかる。
これによると配信で利用経験のあるサービスとしては、「音楽配信(楽曲のダウンロード販売等)」が62.9%、「音楽(プロモーションビデオ、ライブ中継)」50.9%等、音楽系コンテンツの人気が高い。またその他、「映画予告、企業CM」55.4%、「インターネットラジオ」45.9%等も半数前後の回答が得られたが、最もニーズが高いと予想される「TV 番組、ドラマ、映画作品」は30.0%に留まった。
また利用者の「満足点」では、「思いついた時、自分のペースで利用出来る」74.2%が最も多いほか、「お店に行かなくていい」59.5%、「自分が興味、関心のある事柄に特化した情報が入手できる」54.8%の3点に回答が集中。対して「不満点」としては、「画面サイズが小さい、画質が悪い」63.4%、「品質が安定しない(画像が止まる、途切れる)」44.9%など品質に関する意見が最も多く、「ラインアップが少ない」39.0%、「欲しい作品を見つけるのが面倒」32.9%といった声もみられた。
今後の利用意向については、「音楽配信(楽曲のダウンロード販売)」68.6%や「音楽(プロモーション・ライブ中継)」65.4%など音楽関連に対するニーズが高く、また「TV 番組・ドラマ・映画作品」が63.1%で3番目に続き、潜在需要の大きさが伺える。またその他、「オンラインゲーム」41.6%、「オンラインマンガ・電子書籍」36.7%等のエンタテイメントや、「ニュース・天気予報」41.2%、「情報番組」37.4%等の情報関連も強く求められているようだ。
最後に、「今後、実現して欲しい事」を尋ねたところでは、「低価格化」86.0%が最も多いが、「DVD並の高音質、音響効果の実現」73.5%、「品質の安定」65.8%など、やはり品質に対する希望も大きい。また、「決済手段の多様化」46.1%、「ポータルサイトの品揃え強化」45.2%、「パック料金の設定」43.7%といった声も多い事から、価格はもちろんのこと品質の改善が実現する事で、利用者の拡大が見込めると考えられる。
株式会社矢野経済研究所
http://www.yano.co.jp/
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