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ブロードバンド実態調査、ブロードバンド系接続回線利用者が8割以上へ増加
April 03 , 2003 21:55 | Venture Now 編集部
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 株式会社エヌ・ティ・ティ エックス(略称:NTT-X、本社:東京都千代田区、代表:中嶋孝夫)と、株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田、代表:谷野剛)は4月2日、「ブロードバンド利用状況についてのアンケート」についての調査結果を発表した。この調査は今年2月14日〜3月5日の期間、両社が共同で運営するインターネット・アンケート・サイト「gooリサーチ」において実施されたもの。有効回答者数は2万4,264名、男女比率は男性51.3%、女性48.7%だった。これによると、全回答者のうち「自宅に固定的なインターネット接続環境を持つ人」の利用率は98.6%と、昨年9月の前回調査時の98.2%とほとんど差がなかった。しかし、うち常時接続回線利用者は前回の76.2%から84.4%へと増加していたほか、「フレッツ・ISDN」を除いたブロードバンド系接続回線の利用者は、前回調査時の84.1%から今回は89.6%へと増加している。

 またこの中では、ADSL利用者が常時接続回線利用者全体の66.2%を占め、「光ファイバー」のシェアは小さいものの、2.9%から4.7%へと着実に増加。一方「CATV」利用者は21.0%から18.4%へ、常時接続の中でもナローバンドに属するISDN利用者は14.2%から8.9%へと減少していた。

 ADSLの回線事業者別シェアでは、「Yahoo!BB」が45.9%から43.2%へ、「フレッツ・ADSL」が34.4%から32.2%へとそれぞれ若干減少。逆に「イーアクセス」は27.3%から32.6%へと増加しているが、それ以外の回線事業者のシェアにはあまり変動は見られなかった。また光ファイバーの回線事業者別シェアでは、第1位は圧倒的にNTT系の「Bフレッツ」で42.9%から51.7%へと増加。逆に、「ケイ・オプティコム」は25.9%から17.7%と大幅に減少していたが、一方「有線ブロードネットワークス」は9.2%から11.2%へ若干シェアを伸ばしている。

 なおブロードバンド系接続回線の利用者における通信速度別は、「2Mbps〜8Mbps以下」が39.2%で前回同様最も多い。「不明」を除いて次に多かったのは「8Mbps〜20Mbps以下」の23.5%で、前回の「1Mbps〜2Mbps以下」13.7%に対し、より早い通信回線への移行が進んでいると考えられる。また、「不明」を除いてブロードバンド系接続回線利用者を「8Mbps以下」と「8Mbps超」に2分して比較したところ、「8Mbps以下」は87.8%から67.1%へと減少しているのに対し、「8Mbps超」利用者は12.2%から32.9%と、3倍近くに増加していた。

 「ダイヤルアップ接続」および「フレッツ・ISDN」のナローバンド系接続回線の利用者のブロードバンド系接続回線への切り替え意向としては、「既に切り替えを予約・申し込みしている」7.4%、「具体的に切り替えを計画している」12.3%と、いずれも前回調査時より増加。更に、これら回線切り替え予定者に、新たに導入する回線の種類を尋ねたところ、第1位は「ADSL(8Mbps超)」46.3%で、次いで「光ファイバー(100Mbps以下)」17.5%、「ADSL(8Mbps以下)」16.0%、「ADSL(1.5Mbps以下)」9.7%と続く。ちなみに前回調査では、「ADSL(8Mbps以下)」が28.3%で最も多く、「ADSL(8Mbps超)」28.1%、「光ファイバー(100Mbps以下)」13.8%、「ADSL(1.5Mbps以下)」13.3%となっていた事から、より高速化への志向が高まったと同時に、光ファイバーへ切り替える意向が急増している事がわかる。

 なおブロードバンド系利用者の切り換え意向では、全体の55.2%が切り替えを考えていないものの、残りの44.8%が切り替えを考えている。切り替え希望の回線としては「光ファイバー(10Mbps超)」で21.7%を占め、切り替え希望者の半数近くが高速の光ファイバー回線を望んでいるようだ。また、切り替え意向のある回線種類と現在利用中の回線の種類とのクロス集計を見た場合、「光ファイバー」利用者の88.0%は切り替えを考えていないが、ADSL利用者の50.4%は回線の切り替えを考えているもよう。

 これらの事から、切り替え希望者の割合が半数を超える「ADSL」「固定無線」「PHS常時接続」利用者のうち、希望回線として最も多いのが「光ファイバー(10Mbps超)」で、今後は100Mbpsクラスなどの需要増加も予想される。なお、切り替え意向を持った理由としては、「使ってみたい、興味がある」53.7%に続き、「現在の回線が遅い」51.7%という要因を挙げる人が圧倒的に多く、91.9%が「通信速度の速さ」を切り替え後の回線に期待。また「料金の安さ」に期待するとしたのは51.4%である事から、ブロードバンド系回線利用者の中でも回線の切り替え意向を持っているユーザーは、「料金の安さ」より「回線速度の速さ」に対する関心が高い事がわかった。

 またIP電話の利用動向については、IP電話そのものを「知っている」としたユーザーは前回調査時の76.9%から81.3%へと増加していたほか、うちIP電話を「利用したことがある」ユーザーも13.4%から21.5%へと増加。利用経験者における通話料金の削減効果を尋ねたところ、通知料金が減少した人のうち「3割以上減少した」としたのは22.9%におよび、IP電話の導入によって通話料金を削減する効果は一定の成果を挙げているようだ。


gooリサーチ
http://research.goo.ne.jp/

株式会社エヌ・ティ・ティ エックス
http://www.nttx.co.jp/

株式会社三菱総合研究所
http://www.mri.co.jp/

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