|
インターネット関連のシステム開発から運用、デザインまでを手がける株式会社オン・ザ・エッヂ(本社:東京都渋谷区、代表:堀江貴文)が、無料ISPサービスを手がける株式会社ライブドア(本社:東京都港区、代表:前刀禎明)の営業権を買収することが明らかになった。ライブドアの譲渡額は1億2,000万円の他、アクティブユーザーの状況により別途8,000万円の営業譲受代金が支払われるもよう。譲渡完了日は11月29日になるという。ライブドアは日本国内における無料プロバイダの草分け的存在で、今では数少ない無料ISPサービスを提供する企業。しかしその一方で債務超過にも陥っており、この春からはリストラを基とした黒字化転換のための再建策を打ち出していたが、10月31日付けでオン・ザ・エッヂとの間で営業譲渡契約を締結。東京地裁へ民事再生手続き申し立てを行っている。
オン・ザ・エッヂは、ライブドアがこれまで無料で展開してきたダイヤルアップ接続サービスを今後も対象地域を拡大しながら継続していく計画で、カスタマーサポートやフレッツサービス、Webメールサービス、無料ホームページサービス、掲示板、ドメイン取得代行、livedoorカードなどのコンシューマ向けサービスや、OneIDサービス、ISP事業者向けのアクセスポイント提供、広告事業を含めた法人向け営業活動も継続する方針。
今回の買収劇についてオン・ザ・エッヂ投資部では「今回の買収はタイトなスケジュールで進んだ。話は10月の前半頃から始まり、ライブドアも長い時間をかけてバイアウト先を探しているようだった。ライブドアもいくつかの再建策を打ち出しており、実際に収益ベースは多少改善されているようであったが、肝心なところで資金不足に悩まされているようでもあった。今回は営業譲渡なのでライブドアを子会社化するなどはしないが、ライブドアブランドは残していく。ユーザーの視点からは運営会社が変わっただけと見てもらってかまわない」とコメント。
営業譲渡後は、無料ISPサービスで提供するアクセスポイントの運営業務を株式会社フリービットドットコム(本社:東京都渋谷区、代表:石田宏樹)へ委託する方針で、バックボーンを刷新する。この為ユーザーのアクセス電話番号が変わる事になるという。 また今回の買収額については「将来的な収益を予測した上で算定した数字。この事業は4〜5年後に急成長するものでもないので、現状の収益ベースと今後の成長を見込んで設定した」としている。「これまでのライブドアは多少の不安定さがあったが、サービス運営がオン・ザ・エッヂに移管されたことによって、より安定したサービスをユーザーに提供できる。これまでリソース的に手の回らなかったユーザー向けのサービス開発などを積極的に進めていきたい」と語っていた。
なお、ライブドア本体の今後については、正式な発表はされていないながらも「精算される方向で話が進んでいる」とのことだった。 この件についてライブドアでは「現在、弁護士と手続きを行っている最中であり、一切の質問に答えることはできない」としてコメントを拒否している。
株式会社オン・ザ・エッヂ
http://edge.jp/
株式会社ライブドア
http://www.livedoor.com/
株式会社フリービットドットコム
http://www.freebit.com/
|