Home News Opinion DataBase VentureNow 300 Event Release
Home - column - アンドロイド最前線 : アンドロイドアプリのマーケティング・コミュニケーション実践編
| 新着記事 | Columnist | Opinion |
アンドロイドアプリのマーケティング・コミュニケーション実践編
July 22 , 2011 10:25
Naoko Tsubaki   |
このエントリーをはてなブックマークに追加

 アプリを作ったはいいが、いかに沢山の人に知ってもらい、使ってもらうかが大事だ。アプリの5割はダウンロード数1000件未満というデータがある。MarketにUPするだけではそれくらいなものだろう。これらについて、誰と話してもマーケティングの正攻法はない。もっぱら私も模索中なのだが、今まで聞いてきたことと、最近実践したことをまとめてみよう。



 今回は6月15日にリリースした当社のAndroidアプリ「appmom(アップモン)」α版で実践したマーコム(マーケティング・コミュニケーション)をケーススタディーとして公開したい。まず、無料のAndroidアプリで考えられるマーコムは以下の通りだ。


<考えられるマーコム手段>

1)メディア掲載
・プレスリリース
・ニュースメディア掲載

2)ソーシャルメディアでコミュニティー構築
・Twitter
・Facebook
・Mixi

3)ソーシャルメディアで情報掲載
・YouTube
・Slide share
・Blog

4)レビューサイト投稿
・一般入稿
・知り合い入稿

5)イベント参加
LT、DEMO、パネラーなど

6)イベント実施
自社企画ユーザーミーティング、○○パーティーなど

7)SEO
・マーケット内SEO
・Web検索のSEO

8)ユーザーフィードバック促進
・社内スタッフに協力を求める
・ユーザーにアンケート実施
・イベント参加、実施でフィードバック求める

 appmomは、Android向けの無料レコメンドアプリである。多くのAndroidユーザーのアプリ利用データと、appmomユーザーの属性やどのようなAndroidアプリをどのくらい利用しているかなどの利用状況を照合する。これにより、appmomユーザー一人一人に最適なアプリを推薦するサービスである。

 リリース時にあった懸念は「新鮮さの欠けるネタ」ということ。サービスイン前にいくつかのイベントでプレゼンデビューしたく、気合を入れて応募したが見事に落選し、人前でプレゼン出来るチャンスがつかめなかったからだ。

 その経験もあって普通にリリースするだけでは話題にもならなければ、ダウンロードも伸びない可能性が高いと感じたため、考えつくこと全てを実践してみた。以下がそれだ。


<appmomα版で実践したマーコム>

1)メディア掲載
・プレスリリース(http://ecnavi.co.jp/news/press/details/361)
 当社初の動画リンク入りプレスリリース

・ニュースメディア掲載(新聞3誌、ネットメディア多数)

2)ソーシャルメディアでコミュニティー構築

Twitter
リリースは「招待ユーザー募集」α版にし、Twitterのリプライでテストユーザーをリクエストしてもらい、DMで起動コードを送るという運用を行う。私が心を込めて一つずつ送っている。

Facebook
Facebookの運用はまだ模索中だが、イベント参加、掲載実績などを掲載している。

ソーシャルメディアの写真は、ほぼappmomバージョンに変更した。


3)ソーシャルメディアで情報掲載
・YouTubeでデモ動画
・Slide shareでプレゼン資料
Blogで開始にあたっての想いを綴る

4)レビューサイト投稿
一般入稿

5)イベント参加
・スマートフォン関連イベントに参加(8つ)
サービスイン前に150名程度に名刺とサービス内容を話す。当時、appmomをアップマムと呼んでいたが、7割の人にアップモンと読まれたのでアップモンに変更した。

・名刺用のシールを作った
ロゴでブランディングしたかったが、名刺をイレギュラーで作ると高くつくため、シールにした。1シート50〜80枚程度で3000円前後と安い。


・イベントに参加の際は、サービスにまつわることをプレゼンテーションできる機会を作る
オーディエンスとスピーカーでは、情報の入り具合、出会いの効率が全く違うので、イベントに参加する際はなるべくスピーカーになれるようにアプローチをする。

・Tシャツを作る
外部イベントのユニフォーム。スピーカーをした時に見つかりやすいように、目立つ色で。そして毎回同じユニフォームでいることで、覚えてもらえやすいようにする。こちらもTmix(http://tmix.jp/)なら一枚だけでも2990円で作れる。

・ネイルにもアイコンアートを
アプリのデモをする時は爪が見られるので、アイコンをアートする。これは女性だからできる事だが、比較的好評だ。


6)イベント実施
・自社企画ユーザーミーティング
実施だが、Android女子会はじめ、他にも企画中だ。 

7)SEO
・マーケット内SEO
重要キーワードはちりばめたものの、まだアルゴリズムが解明できていない。

・Web検索のSEO
見事に1ページ目はニュース、appmomのソーシャルメディアへの誘導になっている。

8)ユーザーフィードバック促進
・社内でPush型インストール営業、フィードバック集め
社内で協力してくれそうな方にPush営業。直接お願いすると、たいてい協力頂ける。

・ユーザーアンケート実施
謝礼を付けてアンケートにご協力を頂くことをお願いしている
アンケートに答える方の7割は、任意のフリーアンサーに答えてくれている

・イベント参加、実施でフィードバック求める
その場で感想を聞けるだけでなく、Ustream等でも意見をもらえて、参考になるだけでなく参考になる。


 その結果、得られたナレッジを以下にまとめておく。


<マーコム実践結果のまとめ>

■結果
1週間で1,000人(目標テストユーザー1ヶ月で1,000人)を集めた。

■上手く行ったこと
・記事掲載、新聞掲載を多く獲得できた。そこからのバズが想定より大きかった。やはりプレスリリースは打つべきだ。

・appmomで掲載するとニュース記事とappmom公式ソーシャルメディアが1ページ目は埋め尽くされる。 SEO効果につながっていると思う。

・twitterのフォロワーを増やすことが出来た。テストユーザーと直接コミュニケーションできるパイプにもなり、愛着を持って頂けるユーザーも少しずつ増えてきた。

■手く行かなかったこと
・アプリレビューサイトに一つも掲載されなかった。これは痛い結果だった。

■運用体制
私1人。やればできる。
尚、リリース配信、取材対応は広報にお願いした。動画撮影も手伝ってもらった。

■まとめ
実績も「大成功」とは全く言えないし、まだ何が正解かわからない。今回初めてなので、すべて実践して良いものを見出し、パターン化して行くことが大切だと考えている。


 最後に当社のappmomは、こんなに大変なマーコムをしなくても、気に入ってくれそうな人へ的確にアプリ情報を届けるディストリビューターになること、それがミッションだ。

アンドロイド最前線 by Naoko Tsubaki
アンドロイドアプリのマーケティング・コミュニケーション実践編 (7/22)
アドテクとアンドロイド市場で共通する3つの課題 (7/06)
more...
MORE STORIES IN COLUMN
Facebook×環境マーケティングの事例紹介 〜FBを問題提起する過激なものも (9/12)
WordPressを使ったFacebookページの作り方 (9/08)
シリコンバレーで事業を起こすことの意味(2) 〜 Jannovation Week 2011 (9/06)
more...
COLUMNIST


more...
この記事へのコメント
Home - column - アンドロイド最前線 : アンドロイドアプリのマーケティング・コミュニケーション実践編
           
Venture Nowをメールで購読することができます。未上場ベンチャー企業の各種M&A、ファイナンス情報や新サービス・テクノロジーの発表などといった最新ニュースを2回/日配信しています
メールサービスのご案内・登録情報の変更・解除等は こちらをご覧ください
転職ならen 派遣ならen
セントラル短資FX
Venture Now. に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。
| サイトポリシー | 個人情報 | 著作権 | リンク | 広告掲載 | 会社案内 |
Copyright 2011 Venture Now . All rights reserved.No reproduction or republication without written permission.