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ついに国内のアプリに「iAd」が登場。発表から数ヶ月が経ち、私が初めて見ることのできた国内事例である。
以下のキャプションを見ていただきたい。こちらが限りなく初モノに近い iAd の事例だ。


告知内容は iPhone アプリの案内である。バナーをクリックすると、そのまま AppStore へリンクし、リッチなクリエイティブは表示されない。
これは「iAd for Developers Platform」の広告のようだ。
iAd for Developersの利用方法
1)iAd - Apple Developerのページへアクセスする。
2)必要書類を提出し、クリエイティブを入稿する。
3)CPC $0.25(20円程度)で出稿可能。
では、この iAd の効果は?
早速、12万円程度を有料アプリ($0.99)のダウンロード促進に使った事例があるので、こちらを紹介したい。
<事例:音声付ブックアプリのダウンロード促進>
※参照:http://www.crossforward.com/2010/08/25/iad-for-developers/
1)iAdの広告でどんなことができる!?
先にiAd for Developerの写真で見ていただいたとおり、決してリッチなクリエイティブではなく、またリンク先の AppStore のデザインも若干異なるということが特徴となっている。
2)iAdのコストパフォーマンスは?
このダウンロード促進キャンペーンでは、クリック数が 5,007。そこから発生したダウンロード数は 84で、最終的な CPA(成果一件あたりの支払額)は1ダウンロード当たり $14.90だったそうだ。販売価格が $0.99。このアプリでは到底コストが合わない。
一方で同様のキャンペーンを AdMob で掲載した際には、$75で 1,944 クリックとなり、CPC(クリック単価)は $0.04 だったそうだ。なお、アップルでは質の高いトラッキングツールを提供しているようで、AdMob では同様の効果測定ができなかったようだ。そのため、上記の AdMob の比較する指標が CPC になっている。
3)iAdの機能面でのメリット
・正確性の高いコンバージョン・トラッキングツールの提供
・iAd用のランディングページの提供 (※アプリのダウンロードページは写真にあるように違います)
・Apple の iAd 担当によるサーポート
iAdの登場でリッチメディアアドへの需要が拡大
iAd 登場後、リッチなクリエイティブでモバイル広告を展開することへの需要・期待が高まっている。
リッチメディアアドのアドネットワーク「Greystripe」もそのひとつ。iAd の登場でリッチアドのキャンペーンが増加している。Greystripe へ参加するディベロッパーには月間 30万ドル(約2500万円)を稼ぐ会社まで出てきた。この金額はスマートフォン広告では破格の媒体収入だ。
iAd はクリエイティブ制作にも時間を要するようだが、Greystripe は短い制作期間も売り物にしている。
※参照:Greystripe Announces 5-Day Campaign Turnaround To Those Angry Over iAd Delays(MobileMarketingWatch)
また、リッチメディアアド配信用ソリューションを提供する Medialetsが 600万ドル(約5億円)の資金を調達。リッチメディアアドが波及することに対する期待の高さを表している。
※参照:Medialets Raises $6 Million For iPhone And Android Ad Tech: Will It Catch On?(SFGate)
日本においても iAd 本格デビューが待たれる。同様の流れでインプレッション型のリッチメディアアドがスマートフォン広告の普及を後押しすることが期待される。
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