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12月に入って一気に寒くなり、暖房がかかせなくなってきた。夏程ではないが、また節電を意識する時期になってきたということで、今回は電力の新しい動き(新ビジネス等)についてご紹介したい。
見える化の効用
今年の夏は、駅や人の集まるところで『現在の利用電力量85%』などというお知らせを目にした方も多いだろう。Yahoo! のTOPページでも電力使用量リアルタイムに告知していた。そのおかげもあり、意識が高まり大規模停電などは発生しなかったことは、『見える化』が効果を発揮する1つの大きな事例と言える。
では、もっと電気を効率的に利用していくためには、どのようなことが必要なのだろうか?
電力価格も航空券のような柔軟性を
1つは、電力の価格に柔軟性を持たせることではないだろか?
・携帯電話は、時間帯によって料金が違う
・航空券も日によって航空料金が違う
つまり、需要と供給によって同じ商品(サービス)でも価格が柔軟に変更されている。
今後は、電力もそうなってよいのではないだろうか?皆が使う時間帯は高めに設定し、あまり使われない時間は低めにする。それだけで1人1人の行動が変わってくるだろう。
ちなみに現在は、家庭が時間帯別の電力量は把握することは非常に難しい。正確に時間帯別電力量を計測するためには、海外のように家庭へのスマートメーター普及が望まれる。

グルーポン的な発想(ソーシャルの力を利用する)
もう一歩すすんで、節電するとインセンティブがあるとどうだろうか?
海外では、『デマンドレスポンスプロバイダー(DRP)』という新しいビジネスモデルが生まれている『デマンドレスポンス』とは、簡単に言うとお互いに電力を融通しあう考え方だが、DRPは、それを仲介する企業のことだ。DRPは、会員(家庭)を集め、グループにし、電力会社との仲介をする。
例えば、夏に電力会社から電気を減らし欲しいとの要請があったら、DRPは、登録している会員(家庭)に呼びかけて、可能な会員(家庭)に電気を減らしてもらう。そうすると、減らした会員(家庭)にはDRPからインセンティブ(ポイントやお金)が払われる。会員は、減らさなくてもペナルティは無いためとても気楽だ。DRPは、減らした量に応じて、電力会社から報酬をもらう。
グルーポンがお店とお客の間を仲介し、価格交渉をするのに少し似たイメージだ。ソーシャルメディアによって同じ考え方をもつ人に簡単に呼びかけができるようになった。日本での導入には、色々な壁などがあるだろうが、ソーシャルメディアの力を活用して皆で電力をうまく融通しあえる日がくるかもしれない。
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