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太陽光発電市場にベンチャー企業が参入する方法(2)
2010/07/15 13:07    by  Kenji Eda
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 前回は、太陽光発電の市場規模など、今後の可能性について紹介したが、今回は太陽光発電関連事業に挑戦しているベンチャー企業を紹介していきたいと思う。

もちろん、太陽光パネルを生産するメーカーにベンチャー企業もあるが、今回は、より柔軟に周辺事業に参入している企業を紹介したい。自動車産業のように周辺産業が育つことを考えるとベンチャー企業でも自社の資産(強み)を活かして比較的簡単に参入できる分野がある。


「年間1億円の手数料を稼ぐ企業も」

 みなさんは、太陽光発電を設置することになるとまず何を行うだろうか?まずは、幾らくらい掛かるのか、どこにお願いしたらいいのかと考えるだろう。

パソコンや車であれば、家電量販店やディーラーに行くといいだろうが、太陽光発電だとちょっと迷ってしまう。そんな人たちをターゲットに【太陽光発電の施工会社の一括比較サイト】が登場している。自動車保険の比較サイトや引越し比較サイトのようなイメージだ。

実は、このビジネスは、8年ほど前からあったのだが、2、3年前までは、サイト数は数えるくらいであった。しかし、ここ1年くらいで数えきれないほどの比較サイトが生まれた。大手のインターネット広告代理店が運営しているサイトなどもある。理由として考えられるのは、成約した際の手数料の高さもあるだろう。

1件の契約で200万円前後のお金が動くので、施工会社からの紹介手数料が5%としても10万円の手数料となる。以前、お会いした際に老舗の紹介業者は、年間1億円近い手数料収入を得ていると言っていた。既にレッドオーシャンになりつつあるが、ITベンチャーが気軽に参加できる分野である。


「中古車ならぬ中古太陽光パネル市場」

 自動車産業では、新車販売もあるが、ガリバーのような中古車販売の産業も存在する。高額な商品だけに既に太陽光パネルも中古市場ができつつある。

なんらかの理由で太陽光パネルを販売したい人をターゲットに買取り、点検・修理し、再販売するビジネスが生まれている。点検・修理部分で太陽光発電に関する知識が必要な為、比較サイトに比べると若干ハードルが高く、まだ参入業者は少ない。

買取サイトを構築し、施工会社などと連携して点検・修理する仕組みを整えれば、充分収益は期待できる。既存の参入業者によると、購入需要に買取りが追いつかないとのことだ。5年後には、とても有望なマーケットに育っていると考えられる。


「太陽光発電の環境価値売買」

 太陽光発電などで発電された電力は、環境に優しいということで、政府が環境価値を付与しているのをご存知だろうか?この環境価値は権利として売買が可能である。この環境価値に目をつけたビジネスが、グリーン電力ビジネスだ。

グリーン電力ビジネスは、目に見えない環境価値の売買を仲介するビジネスで、株などの権利取引に似ている。グリーン電力販売ビジネスのマーケットは、現在年間20〜30億円程度に育っている。今後、改正省エネ法などの影響で、企業が環境価値の高いグリーン電力を購入するニーズが広がると100億円規模の市場に成長すると考えられている。手数料ビジネスであり、薄利多売であるが、比較的容易に参入できる市場として注目されている。

今回は、太陽光発電に関連する3つの参入方法を紹介した。次回はまだ形になっていないが今後、想定されるビジネスモデルについてなど紹介したい。

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RAUL株式会社 代表取締役 江田健二
慶応大学経済学部卒業。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア株式会社)に入社。エネルギー/化学産業本部(リソースグループ)に所属し、電力会社のCRMプロジェクト/大手化学メーカーのSCMプロジェクト等に参画。2003年に独立後、アクセンチュアで経験したITコンサルティング/エネルギー業界の知識を活かし【IT技術を活用し環境問題の解決に取り組む】ことをミッションとするRAUL株式会社(環境ビジネスコンサルティング会社)を設立。HPの環境認証サービス>【グリーンサイトライセンス】など企業が気軽に取組めるサービスを開発・提供している。
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